【50代男性(HIV感染症)2/3級】5年遡及で1千万円受給。

男性:50代・会社員
傷病名:HIV感染症
決定した年金種類と等級:障害厚生年金(認定日)2級(現症)3級
支給月から更新月までの支給総額:約1,000万円

●ご相談に来た時の状況

11年前に全身のだるさ、のどの痛み、頭痛、微熱の症状に加え、激しく咳き込むようになったために医療機関を受診。
当初は「急性気管支炎」と診断されましたが、その後の検査で「HIV感染症によるニューモシスチス肺炎」と診断されました。
HIVでも障害年金の対象になると聞き相談に来社されました。更に、初診日がいつになるのか判らないと悩んでいらっしゃいました。

●弊センターによるサポート

弊センターでは最初に2つの問題を考えました。
①11年前なので、カルテ保存期限を過ぎており、初診日の証明ができない可能性がある。
②「急性気管支炎」と「確定診断」のどっちが初診日なのか?

①については、ご本人の記憶基に、順番に医療機関をあたりました。
いくつかの病院にカルテが残っていました。無事、受診状況等証明書を入手できました。
②については、まず、ご本人から症状と受診の経緯を丁寧に聞き取ました。それに従って「急性気管支炎」と「HIV感染症」との関連性を明確にした上で、日本年金機構に事前確認をしました。「急性気管支炎」が初診相当との回答を得ました。

更に実際の申請においては、
認定日当時と現在の症状や日常生活での支障の程度を詳細にお聞き取りして、お医者様にお伝えし適正な「診断書」を頂戴することができました。。

◆厚生労働省からの通達
提出後3カ月で障害厚生年金2級(認定日)、3級(現症)が決定しました。

今回は『遡及請求(※)』を行い、認定日請求が認められました。
しかし、遡及は最大5年分が限度です。従って、4年6カ月分が時効となってしまいました。
もっと早くご相談に来ればよかったと悔やまれておりました。
障害をお持ちの方で日常生活に不便さや不自由さを感じられている方はお早目にご相談ください。
 
(※)障害年金の請求方法は次の3種類があります。