【50代女性(線維筋痛症)2級】初診日の認定が変わりました

女性:50代・無職
傷病名:線維筋痛症
決定した年金種類と等級:障害基礎年金2級
支給月から更新月までの支給総額:約350万円

●ご相談に来た時の状況

4年前の交通事故が発症のきっかけでした。
当初は外傷性頸部症候群(いわゆる、「むち打ち症」)と診断され、いくつもの医療機関を受診されました。内科では「精神的な痛みではないか」と言われ、心療内科も受診されました。心療内科では「心因性疼痛症状」と診断され、薬物療法も受けてこられました。
ネットの記事をご覧になり、「線維筋痛症」専門医を受診されました。
「線維筋痛症」の確定診断から6カ月目にご相談にお越しになりました。

●弊センターによるサポート

線維筋痛症は『確定診断日』を初診日として扱かわれてきました。
令和3年8月付けで厚生労働省年金局事業管理課長から日本年金機構年金給付事業部門担当理事あてに「線維筋痛症等に係る障害年金の初診日の取扱いについて」という文書が発行されました。
この通達により、「線維筋痛症」、「化学物質過敏症」、「慢性疲労症候群」及び「重症筋無力症」は
①診断書
②受診状況等証明書
③病歴・就労状況等申立書等の提出書類 などで
診療と線維筋痛症等との関連性の有無を判断された上で、申請者が「申し立てた初診日」が初診日として取り扱われるようになりました。

当センターでは、この点に留意し、
・第三者行為事故状況届(交通事故に関する書類)
・病歴・就労状況等申立書
を作成しました。
主治医の先生方にも、今回の通達などを詳しくご説明し
・受診状況等証明書
・診断書
を頂くことができ、「線維筋痛症」の確定診断から7カ月目に申請ができました。

◆厚生労働省からの通達

●結果

提出後2ヶ月で障害厚生年金2級の受給が決定しました。