【40代男性(統合失調症)2級】20年の病歴/5年分の遡及が認められた
40代・男性(統合失調症)
男性:40代・無職
傷病名:統合失調症
決定した年金種類と等級:障害基礎年金2級
支給月から更新月までの支給総額:約560万円
●ご相談に来た時の状況
家業を手伝っていた26歳のとき不眠となり心療内科を受診。
その後、被害妄想などが強くなり、入院を繰り返した。
阪神大震災の影響で症状悪化。
その後も、「考えが頭に浮かんでこない」「考えが纏まらない」など思考制止を訴えるようになった。
辻褄の合わない会話も多くなった。
自宅療養と入院の繰り返しで、日常生活のほとんどに介助が必要となり、ご両親が相談に来られました。
●当センターによるサポート
認定日より20年ほど経過しており、その当時の日常生活でのご苦労を詳しくお聞きし、申立書に反映しました。
初診は20年前でしたが、医療機関を転院することなく、同じ病院に定期的に通院されていました。そのため、震災があったにも関わらず幸いにも、初診時から全てのカルテが残っており、初診の証明も認定日、現症の診断書をお書き頂けました。
●結果
認定日と請求日において障害基礎年金2級が認められ、過去5年間の年金が遡及して支給されました。大変感謝して頂けました。
「20年前にこの制度を知っていて、ここにお願いしていたら、他に約1,100万円貰えていたのですね。私たちがいなくなった後、残してやれたのに。」ともお話しされていました。