【50代女性(多発性硬化症)3級】指定難病13
50代・女性(多発性硬化症)
●ご相談に来た時の状況
約8年前、発熱と両足の痺れを感じ、近医を受診したが、原因不明。
痺れ、硬直、麻痺感、倦怠感に加え間もなく右目ににごりが発生。
多くの医療機関を受診したが、傷病を特定できなかった。
3年前に症状が悪化。歩行も困難となり総合病院に通院。
検査の結果約2年前に多発性硬化症との診断を受けた。
その後も症状は徐々に悪化し退職。
今は就労支援事業所で短時間の軽作業に従事。
●当センターによるサポート
よくホームページの記事に「難病はその他の診断書を使用して申請する」と書かれていますが、実はこの記事には専門家として大いに疑問を持っています。
「難病」はどの診断書を使って申請すれば有利になるのか、ケースバイケースで判断しなければならないのです。
日常生活の制限を丁寧に聞き取りした結果、ご相談者の場合は「肢体」の診断書を使うのが一番ふさわしいと判断しました。
しかしながら、肢体の診断書には「疲れ易さや倦怠感」の欄がありませんので、当初の診断書にはこのことが記載されていませんでした。
そこで、「疲れ易さや倦怠感」記載関して主治医に細かくお願いし、訂正・追記をお願いし請求しました。
●結果
請求より2ヵ月半にて障害厚生年金3級が認められました。