【40代女性(広汎性発達障害)3級】大人になってから発達障害の診断

40代・女性(広汎性発達障害)

●ご相談に来た時の状況

勤務先でミスを連発し解雇された。
約2年前に初めて受診。
発達障害と診断され、医師より通常の仕事はできないと言われ、生活に困って相談に来られました。

●当センターによるサポート

発達障害は先天性疾患ですが、初診日は出生日とは限りません。
【知的障害を伴わない場合(概ねIQ70以上)】
初診日は「発達障害のために初めて医療機関を受診した日」です。
初めて受診した日が20歳以降で、厚生年金の加入中の場合、障害厚生年金での申請が可能です。
(1)厚生年金の納付要件を満たしていなければ申請できません。
(2)3級からの受給が可能になります。

【知的障害を伴う場合(概ねIQ69以下)】
知的障害を伴う場合は、知的障害と「同一傷病」として扱われますので、初診日は「出生日」となります。

納付要件は問われません。
2級の認定基準を満たさない場合、受給できません。

発達障害のため、出生から現在までを聞き取り、病歴・就労状況等申立書を作成しました。

●結果

障害厚生年金3級の認定を得ることができました。