【20代男性(うつ病)2級】不潔恐怖・脅迫観念からうつ状態に

20代・男性(うつ病)

●ご相談に来た時の状況

約3年前より、強迫観念や強迫行為が始まった。特に不潔恐怖症が顕著だった。
当時会社員だったが、就業時間中にも長時間の執拗な手洗いをして上司に叱責されるようになった。
更に不潔恐怖が亢進。やがて出社困難に。
抑うつ状態となり、意欲の低下が目立ち休職。
相談に来られました。

●当センターによるサポート

下記の疾病は障害年金の対象ではありません。()内はICDコードです。

①アルコール依存症、薬物依存症など(F10.0-F19.9)
②不安神経症・人格障害など(F40.0-F46.9/F60.0-69.9)
人格障害:パーソナリティ障害、境界型/分裂型パーソナリティ障害
不安神経症、不安障害、PTSD(心的外傷後ストレス障害)、パニック障害、社交不安障害、不適応障害、恐怖症、強迫性障害、心気症、ヒステリー、多重人格、気分変調症、転換性障害、解離性障害、離人症、解離性同一性障害
③摂食障害、睡眠障害など(F50.0-F59.9)

しかし、ご相談者は、強迫性障害からうつ病を併発されていました。
この場合、診断書に「強迫性障害とうつ病の併発」と書かれていたとしても、現に優先している症状、すなわち、主たる症状はどちらの障害によるものなのかで障害等級が認定されることがありますので注意が必要です。
そこで、日常生活状況を細かく聞き取り、主治医にお伝えました。

●結果

申請から2ヶ月で障害基礎・厚年2級決定しました。