【40代男性(知的障害)2級】就職後に知的障害の診断

40代男性(知的障害)

●ご相談に来た時の状況

幼児期~高校時代まで、成績は悪く、又クラスメートにいじめられるようなこともあった。
本人も両親も障害とは思わなかった。おとなしく、温厚な性格で、周囲の人からも知的障害を指摘されなかった。
就職したが、仕事の覚えが悪く、周囲とのコミュニケーションの不調で、心療内科を受診。知的障害と診断され、療育手帳を取得。
その後、当センターへご相談に来られました。

●当センターによるサポート

軽度の知的障害とうつの症状が現れていました。
前発疾病として知的障害、後発疾病としてうつ病がある場合、「同一の傷病」として取り扱われます。(初診日は出生日となり、基礎年金の取り扱いとなります)
特に、軽度(IQがおおむね70以下)の方が申請する場合、下記の2点が審査されます。
①不適応行動(ひきこもり、大声を出して暴れるなど、自分の行動をコントロールできずに周囲を困惑させたりする行動)等により、日常生活に著しい制限があること
②知的障害と発達障害を併発している場合、知的障害による二次障害がある場合には、その症状や日常生活の状況など
当センターの担当者は、本人の日常生活状況を主治医に丁寧に説明しました。
診断書に反映していただき申請しました。

●結果

基礎年金2級が認定されました。