発達障害と障害年金①

◆最近のご相談事例(一部)◆
・ADHD
・ペースメーカー
・双極性障害
・ジストニア(痙性斜頸)

明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

紅白歌合戦で大きな話題となった米津玄師さんは、

発達障害の一つである「高機能自閉症」と自ら公表されています。

今日は【発達障害と障害年金①】です。

□大人の発達障害とは

発達障害とは、幼少期から現れる発達のアンバランスさによって、

脳内の情報処理や制御に偏りが生じ、

日常生活に困難をきたしている状態のことです。

発達障害は先天的な病気です。

大人になってから発達障害に罹ったわけではありません。

知的レベルも高い方が多く、幼少期には症状が目立ず、

大人になって、社会人になると責任やプレッシャーやストレスが大きくなって

症状が目立ってきたときに使われる表現です。

特定のことには優れた能力を発揮する一方で、ある分野は極端に苦手といった

特徴がみられます。

発達障害は行動や認知の特徴で、

主に右のように3つに分類されます。

それぞれは重複することもあり、

複数の特性をあわせ持つ場合もあります。

□ASD(自閉スペクトラム症)

ASD(自閉スペクトラム症)≒広範性発達障害とされています。

スペクトラムとは「連続体」という意味で、病気の一連を表します。

「自閉症」「高機能自閉症」「アスペルガー症候群」「レット症」などを含みます。

◆コミュニケーションおよび相互関係の障害
・会話が苦手、感情を共有することが少ない
・人の気持ちを理解するのが苦手
・他人に対する興味が薄い
・冗談や比喩が理解できない
・興味のあることを一方的に話し続けてしまう
・非言語的なサイン(表情・目配せなど)を読み取るのが困難 など

◆同一性へのこだわりや興味・関心の狭さ
・日課・習慣の変化や予定の変更に弱い
・特定の物事に強いこだわりがある など

◆その他の特性
・聴覚・視覚・触覚など感覚の過敏性を伴うこともある

□ADHD(注意欠如・多動症)

◆不注意
・物をなくすことや忘れ物が多い
・人の話を一定時間集中して聞けない など

◆衝動性
・予測や考えなしに行動してしまう
・相手の話を待てない   など

◆多動
・じっとしていられない
・動き回る
・しゃべりすぎるなど

□LD(学習障害)

LDとは、知的発達に大きな遅れはないのに、学習面で特異なつまずきや習得の困難をもつ症状を言います。

◆「読む」ことの問題・誤った発音をする
・文章の文字や単語を抜かして読む
・読んでいるものの意味を理解することが難しい など

◆「書く」ことの問題
・誤った文字を書く
・句読点を間違える
・単語のなかに誤った文字が混じる
・文法的な誤りの多い文章を書く など

◆「計算する」ことの問題
・数の感覚
・計算の正確さに困難がある
・数学的推理の正確さに困難がある など

□障害年金と発達障害の関係

これらの発達障害は障害年金の対象となる病気です。

「はたらいているから、障害年金の申請ができない」と思っている方が

非常に多いですが、それは、誤解です。

発達障害をお持ちの方で、就労されている方は多いと思います。

しかし、知的障害やうつ病と異なり、

・「日常生活や就労に支障」が出ない方も多い傷病である。

・実際に就労されている方も多い。ことから、

日本年金機構の審査の際に、厳しく審査される傾向にあるようです。

そのため、「診断書」「病歴・就労状況申立書」には格別の注意が必要です。

発達障害の事例を数多くもつ社会保険労務士へのご相談をお勧めします。

初回面談は無料です。

お気軽にお電話ください。

当センターは病気やけがで苦しむ方やそのご家族の方が
障害年金で、少しでもご安心頂けるように
申請のお手伝いをいたしております。
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